少年と『少年』と人外の話
【***】
※オリキャラ小説です。
少年は、『愛』を知りませんでした。
少年は、『愛』を知らずに育ちました。
『愛』することも、『愛』されることも…。
少年の両親は、少年を『愛』していませんでした。
毎日食事を与え、躾をしました。
しかし、そこに本物の『愛』はありませんでした。
少年は、「こんなものだ。」そう思いました。
休日に家族で出掛けるなど、ほんの一部の家族なのだと思いました。
それが、全く逆であるとも知らずに。
ある時、少年は気が付きました。
「この家族は可笑しい。」と。
「この家族には『愛』が無い。」と。
少年は、笑顔を失いました。
何時しか少年は、不思議な力を手に入れました。
他人の夢に入れるようになったのです。
そして其処で少年は、<夢喰い>を殺しました。
何故かは分かりませんでした。
しかし、殺さなければならないと解りました。
沢山、沢山殺しました。
それで助かる人が居ることを知りました。
ある夜、少年は人外と出会いました。
人外は<夢喰い>でした。
二人は殺し合いました。
少年は、人外を殺せませんでした。
人外も、少年を殺せませんでした。
少年は思いました。
「人外を『殺』したい。」と。
「人外を『愛』したい。」と。
『愛』と『殺』。
少年は、分からなくなりました。
愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい愛したい殺したい
「愛されたい。」
そうして、少年の中に『少年』が生まれました。
少年は『愛』を求めました。
『少年』は『殺』を求めました。
少年は『少年』を知っていました。
存在を確認し、感情を理解しました。
『少年』は少年を知っていました。
存在を確認し、感情を理解し、声を聞き、姿を見、心根を知りました。
少年は「『愛』したい」と言いました。
『少年』は「『殺』したい」と言いました。
少年も『少年』も、人外に恋をしていました。
故に。
少年は人外を『愛』そうとしました。
『少年』は人外を『殺』そうとしました。
出来るはずなど、無いというのに。
ある日人外は、少年と『少年』の感情を知りました。
そして言いました。
「それでも、良い。」
【少年】は、笑いました。
あとがき
まず、ここまで読んで下さり有難う御座いました。全体的に抽象的にしたので、解説を入れたいと思います!
少年:黒瀬竜介<クロセ リュウスケ> うごメモの「僕と夢と鍵と死と」企画から生まれました。<key>という設定でしたが、うごメモ終了にあたって色々変えます。二重人格者で、主人格は表情が乏しく、感情の起伏が少ない。動物などが好き。夢の中の時は、大抵交代人格に変わっている。
『少年』:黒瀬竜介の交代人格。表情が豊かで、感情の起伏が激しい。刃物と殺し合いが好き。ほとんど夢の中でしか現れない。夢の中では、大鎌を武器にして戦う。ヤンデレというかヤンギレ。
人外:紺野陽流<コンノ ヨル> うごメモの「僕と夢と鍵と死と」企画から生まれました。<バク>という設定でしたが、うごメモ終了にあたって色々変えます。基本は明るい性格。夢にいる人間を殺すことを趣味にしている(素手でw)。ヤンデレ。
こんな感じですねー。ちなみにこの小説は、ある曲とリンクさせて書きました!蝶々Pの「クランベリー」です。竜介が狂ったのは何でかなー…とか考えていたら、「これだ……!!!」ってなりました。ぴったりはまりましたぁ!特に一番♪是非聴いてみて下さい!!///
「愛したい殺したい…」の怖いっすかね?すいませんorz
注目すべきポイントは、カギカッコですかね。愛と少年と殺は『』で、題名と最後の少年は【】でしたよね~…。あ、ちなみに題名はありませんw
……こんなもんですかねェ…。とりあえずこの辺で!;;
では、こんな所まで有難う御座いました!!
追記 2014.5.6 名前変えました。
うごメモでの作品
PVとして投稿する予定でしたが、完成しませんでした。
前ブログより転載